「PHPカンファレンス福岡2018」にLT枠で登壇しました

株式会社リビルドの嘉数です!

先日PHPカンファレンス福岡2018に弊社のインターン生と一緒にLT枠で登壇してきたので、そのことについて徒然と書いていきたいと思います!

PHPカンファレンス福岡とは

もともとはPHPカンファレンス福岡の運営者である市川さん(@cakephper)がTwitterでふとした発言をしたことにより実現したカンファレンスらしいです。ちゃんとその時のTweetがtogetterにまとめられていました!

PHPカンファレンス福岡が開催!? #fukuokaphp - Togetter

なるほど、東京で行われていたPHPカンファレンスに参加できずボソッと呟いたことがきっかけだったようですね。影響力でかい。

PHPカンファレンス福岡は2015年から始まり、毎年続いて2018年今回は第四回目の開催。毎年大体300人近くの参加者が集まるそうです。スポンサーの数も多い感じがしました。

ちなみに今回は前回よりもTシャツのデザインにこだわったそうです。参加者は先着でイベントTシャツが貰えるのですが、嘉数は登壇者枠ということで色違いのTシャツを頂きました。ロゴと色合いが可愛くて良い!

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各セッションの感想

会場にはFusicホールとロリポップ!マネージドクラウドホールの二箇所あり、嘉数は基本的にFusicホールのセッションに参加していました。なので、Fusicホールのセッションについてざっと感想を述べようと思います。

なお写真については基本的にNGだったので、嘉数と伊藝君の分のみこちらで掲載します。

「何故PHPなんですか?」

PHPに慣れ親しんできた私達にとってPHPの良さというものが当たり前となっているが、Golangという別の言語に触ってみて改めてPHPの良さを再認識したというお話でした。ちなみにGolangをディスっていたわけではなく、あくまでも良い部分と悪い部分がそれぞれあるよね、といった具合です。

嘉数は単純にLaravelフレームワークが使いやすいからという理由でPHPを使ってます。言語仕様うんぬんもそうですが、案件やその時の状況など様々な要因が絡んでその言語を使う理由も変わると思うので、効率よく目的が達成できるのであればPHPに限らず触ってみたいですね。

「ログの設計してますか?PSR3とログ設計の話」

PHPのロギングライブラリの共通インターフェースであるPSR-3に準拠してログ設計をし、その出力を活用することでより幸せになれるかもしれないとお話でした。

var_dumpでのprintデバッグが許されるのは小学生までだよね〜、とか言いつつ嘉数は今でも無意識に使ってしまいます。ログ出力する必要はないけど値を確認したい箇所とか、ついつい書いてしまいます。そこはデバッガ使うべきですね、わかります(嘘)。

「Fusic n本の矢 〜生きた集合知の作り方〜」

個人の知識、個人の知識を蓄えた皆の知識、皆の知識が関連しあって出来る集合知、生きた集合知、生き生きとした集合知。知識の段階とそこまでに至った過程について非常に興味深い内容でした。

弊社の現状は個人の知識がそれぞれ散らばっている状態なので、知識を共有できる場所を作ってそれを活用していきたいですね。

「未経験からの挑戦!超速ネイティブアプリ開発

FlutterというGoogleクロスプラットフォームを用いてiPhoneAndroidのアプリを高速で開発できるらしいです。

個人的にはプラットフォームに合わせたネイティブな言語を使って開発をする方が好きなのですが、時間や資源が制限されるのであれば開発時に使ってもいいかなと思いました。

「SOLIDの原則ってどんなふうに使うの?オープン・クローズドの原則編 拡大版」

「クラスは拡張に対して開いていて、修正に対して閉じていなければならない」というオープン・クローズドの原則に則って書くコードに感動しました。バリエーションの追加があったとしても既存のコードには手を付けず、新しくコードを追加するだけで対応できるという美しさ、これは確実に抑えておくべきですね。

ロリポップ!マネージドクラウドを支えるコンテナ技術のすべて」

普段意識せず使っているコンテナの技術に関するお話でした。ローカルだとDockerコンテナを起動し続けて無駄にリソース消費していますが、マネージドクラウドを提供してる側はリソースが無駄にならないように様々な努力をしているのだなと感じました。コンテナは今では開発には欠かせない技術なので、コンテナの仕組みについて勉強もしてみたいですね。

「0から始めるLaravel相談会」

Laravelを使えば初級者でも簡単に開発ができるのか?ということについて考えるお話でした。定義されていた初級者のスペックが何気に高い気がしましたが、基本的にLaravel公式のガイドにさえ従えばある程度のレベルのコードが書けるらしいです。

嘉数も最初の頃はLaravel公式ガイドにお世話になりましたが、いつしか途中から読まなくなった記憶があります。一度は全体に目を通す方が良さそうです。

「Laravel Queue でスケーラブルなバッチシステムの構築」

LaravelのQueueとJobを使ったバッチシステムについてのお話でした。話を聞くまではcronを使えばどうにでもなるだろうと思っていたのですが、QueueとJobの使い方や使い所について説明を聞いてかなり勉強になりました。おそらく今後いつか使う機会が出てくると思うので、その時に活かしたいです。

「Testing Live!!!」

  • スピーカー:フクダリナ(@rina
  • スライド:Testing Live!!!

単体テスト結合テストの話かと思いきや、テスターがテスト対象のサイトをブラウザで開いて目視で行うテストのお話でした。しかもライブ・コーディングならぬライブ・テスティング。実際に存在するサイトをプレゼン中にテストするという稀に見る内容でした。

「ランサーズバージョンアップ報告」

ランサーズで使われているシステムのPHPとCakeのバージョンをリアルタイムにバージョンアップ完了させた報告と思いきや、現在奮闘しているというお話でした。システムが稼働している環境のPHPのバージョンを5系から7系に上げるとどのような影響があるのだろうか検討がつきませんね。話の後半に出てきたMailDevコンテナは開発の時に使えそうですね。

LTセッション

嘉数とリビルドインターン生を含めて合計9人がLTを行いました。プロファイラを使って不要なコードを削減したら99%のコードが消え去った話、エンジニアにとっての選択肢の良し悪しについて真面目な話、歌って踊れるアイドルエンジニアによるDappsの話、社内SEがVBAを捨ててPHPで幸せになると思いきやVBAではなく職を捨てていた話など、話者とその内容が濃すぎるものばかりでした。色んな意味でレベルが高かったです。

弊社のLT!!

緊張しすぎて自分の番が回ってくるまで吐きそうでした。多分変な顔をしていた気がします、写真に撮っておけばよかった。というわけで以下は嘉数と伊藝君のプレゼン内容になります。

嘉数「PHP歴3か月だけど沖縄でフルリモート開発してる話」

嘉数は、PHPの経験が浅いけど沖縄でフルリモート開発をしていることについて話をしました。といってもLT枠で時間がないので、雰囲気だけ伝わればいいかなぐらいの内容です。LT後の懇親会では「ビーチ駆動開発やってみたい」という声があったので発表した甲斐がありました。

こちら発表風景になります。会場に100人以上はいたかな、かなり緊張しました。

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伊藝(インターン生)「いつか技術を身につけたらLTする!じゃなくて今やる。」

  • スピーカー:伊藝 秀(@si_date)
  • スライド:(まだアップロードされてないっぽい〜)

弊社インターン生の伊藝君はLT駆動開発についての話をしました。確かに、よく分からないけどLT発表に申し込んで、LT発表のために技術の勉強をする方が効率が良いしモチベーション維持にも繋がる気はします。発表もハキハキとしていたし結構ウケていたので良かったです。おつかれさま!

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おわりに

今回PHPカンファレンス福岡2018に参加してみて、様々な知見を吸収することができた気がします。また嘉数自身、これほどの規模の舞台でLTをすることが初めてだったため、かなり良い経験が積めました。楽しかったなと、この一言に尽きます。

PHPカンファレンス福岡2018の運営の皆様、こんなに素敵なイベントを企画・運営していただき本当にありがとうございました!

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